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外務省の意見募集に対して送った児童ポルノ法に関する意見

2016.01.27.23:56

外務省公式で「児童の売買,児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書」の実施状況に関する要望・意見が募集されていました。http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page25_000295.html
私は今のところ2通を送るつもりですので、その内容を公開します。
言及したのはいずれも児童ポルノの定義に関する条項に関してです。

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1.条約関連条項:児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書第2条(c)

2.選択議定書の内容の国内法への反映に関して

3.内容
上記項目に記載された児童ポルノの定義に関連して、国内法への性格な反映を求め、以下の通り意見する。
1.日本国内で制定されている、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(以下児童ポルノ法)では、本定義とは異なる定義がなされている。条例の定義は児童に対する人権保護の観点が示されているが、児童ポルノ法では「性欲を興奮させまたは刺激する」といった主観要件を含み、風俗規制の論点が含まれる。国内では大阪府の条例において、「子どもの性的虐待の記録」として児童保護の観点から努力義務を設けており、児童ポルノ法もそれに合わせて定義の変更をしてほしい。
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1.条約関連条項:児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書第2条(c)

2.外務省訳に対する要望

3.内容
上記項目に記載された児童ポルノの定義に関連して、外務省の訳に対して以下の通り意見する。
条例原文では「any representation, by whatever means, of a child engged in real or simulated explicit sexual activities」と表記されている部分に対して、外務省は「現実の若しくは疑似のあからさまな性的な行為を行う児童のあらゆる表現」という訳を当てている。しかし、ここでいうsimulatedとは、児童の写真を加工したコンピュータグラフィックや実際に性器の挿入はないがカメラワークなどによってそのように見せている動画などをさし、完全な創作によってつくられた絵画や漫画等を含まない。このことは、ヨーロッパ警察(Europol)が既に言及しており、「The UN Protocol does not recognize virtual child pornography」とされる。「疑似の」という訳文を訂正する(例えば「児童が性行為をしているかのように認識を誘導する表現」など)か、明確に創作物は含まない旨の解説を付け加えてほしい。なお、公式サイトではないものであるが、英語版wikipediaでは、絵画やアニメーションをsimulated child pornographyとすることに関しては、“一部では(by some)”simulated child pornographyと考える人もいると表現されており、創作物は含まないのはごく一般的な考え方である。
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以上です。
追加で送るかもしれませんが、気が向いたら公開します。

原文を確認したい場合はhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/index.html
の全文及び選択議定書(日英対照版パンフレット)を確認してください。

NHKニュース おはよう日本 児童ポルノ特集の全文かきおこし

2014.10.07.02:16

『NHKニュース おはよう日本』で児童ポルノ関係の特集が組まれていたということなので、映像から全文かきおこします。
映像はyoutubeを参照しました。 https://www.youtube.com/watch?v=Kj8aUaxCmSY

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司会女性「続いては今日の特集です」

ナレーター「水着姿の少女たちが、さまざまなポーズをとる映像がおさめられたDVDです。出演しているのは中学生以下の子供たち。中には、三歳の幼児というものまで。こうしたDVDは映画やドラマと同様、一般向けの商品として販売されています。しかし、街で外国人に聞くと日本のこうした状況は驚きだといいます」
アメリカ人「子どもをモノ扱いしているひどい」
ドイツ人「ドイツでこういうものが売られていたらデモや反対運動が起きる」
ナレーター「中には、業者に騙されて撮影され、大人になっても心の傷を抱え続けている人もいます」
被害者女性「男性が嫌いになったのか、触れられるっていうのもけいれん起こしちゃうんで」
ナレーター「最近、深刻な被害の報告も増えている子どもの性の商品化。今日は、この問題を考えます」
司会女性「まずはこちらをごらんください。児童ポルノ禁止法違反の疑いで検挙された件数の推移です。子どもを被写体にした映像の販売などでの検挙はここ十年で急増していて、去年は過去最多となる1644件にのぼっています」
司会男性「検挙の件数がこれだけ増えているわけですけれども、実は、被害を訴えることもできず泣き寝入りしている、そんな被害者も少なくないことが明らかになってきました。被害の実態と背景を取材しました」
ナレーター「先月東京都内で開かれたアイドルグループの交流会。ファンおよそ50人が集まりました。最近はアイドルの低年齢化が進んでいます。この福岡出身のアイドルグループの中にも中学生の姿がありました。アイドルを身近に感じてもらう握手会などのしかけもブームに拍車をかけています。同封された、握手会などのチケットを目当てに、同じCDを10枚以上買うファンも少なくありません。こうしたCDや写真集など、アイドル関連の売り上げは年間で少なくとも700億円にのぼるとみられています。人気アイドルの中には、子どものころに街でスカウトされたケースもあります。普通の子がアイドルになれる時代。自分もアイドルになりたいと憧れる少女たちが増えています。しかし、そうした少女たちを狙った、悪質なプロダクションに騙され、性的な被害にあうケースもあります。東京都内に住む、20台の女性です。小学6年生の時に、街中でアイドルにならないかと声をかけられました」
被害者女性「雑誌とDVDの出演がまずメインになるので、まぁちょっとした水着は着てもらうけど、簡単なお仕事ですって言われました」
ナレーター「アイドルに憧れていたこの女性は、勧められるまま芸能事務所と契約しました。しかし、待っていたのは予想もしていなかった演出での撮影でした。現場は男性ばかり。撮影を拒否できない雰囲気の中、演出はどんどん卑猥なものになっていったといいます」
被害者女性「水着のサイズがTバックとか、Tバックじゃなくっても薄っぺらいパットが入っていない水着とか、そういったものしかなかったです。股間の接写とか煽るように下から撮って、騙されたなって思いました」
ナレーター「女性は今も、その時におった心の傷に苦しんでいます」
被害者女性「私そのことで男性が嫌いになったのか、不潔なイメージを抱いてて、触れられるっていうのも、鳥肌がたつというか、けいれん起こしちゃうんで」
ナレーター「こうした被害の声があがるなか、子どものわいせつな写真や映像を取り締まる、児童ポルノ禁止法が今年6月に改正され、規制が強化されました。これまであいまいだった、児童ポルノの定義について、子どもの胸など性的な部分を強調し性欲を刺激するような写真や映像などとしました。さらに、性欲を満たす目的で所持すること自体を新たに禁止し、罰則も設けられました。しかし、ビデオの業界をよく知る関係者は、法律が改正されても一部の制作現場の意識はそれほど変わらず、手口も悪質だと証言します」
関係者男性「もうそんなの関係ないよって言って、どんどんどんどん過激に進んでいく会社もいくつかある。実際高校生にこうTバックをはかせてみたりとか、まぁ中学生くらいのアイドルからもいまだにこう下着をつけて、撮影させたりとかしている会社も、いくつか聞いてますね。両親っていうか親御さんが多分どちらかついてきてると思うんですけど、買い物に行かせてあげたりとか、エステに案内したりとか、親をできるだけこう現場から遠ざけようとする、その間に撮影してしまう」
ナレーター「インターネットを通じて、同じような被害にあうケースも増えています。この女性は、中学生の時、携帯のサイトで自らのプロフィールを公開していました。ある日、モデルをしてみませんかと勧誘のメッセージを受け取りました。軽い気持ちで、誘いに乗ったといいます。待ち合わせ場所のカラオケボックスにいたのは、中年の男性でした。突然その場で下着に着替えるように言われます。抵抗もできず、そのまま写真を撮られました」
被害者女性2「写真を撮ってる人が言ってたのは、なんかその、下着を販売するにあたって、なんか使うイメージ写真みたいなことは言ってたんですけど、透けてたりとか、全身タイツみたいな穴あきのこれは下着ではないよなみたいな」
ナレーター「その後、思いがけない事実を知ります。その写真が、ネットを通じて海外で販売されていると友人から知らされたのです。しかし、だれにも相談はできませんでした」
被害者女性2「何やってるんだってまずなっちゃうだろうし、親にも言えないし、警察に行ったところで自分も悪いしってなっちゃうだろうしみたいな。抹消されないし、消えないだろうしネットは」
ナレーター「子どもの性の商品化を防ぐには、どうすればよいのか。先月東京都内で開かれた講習会です。学校の教師や被害にあった子どもを支援する団体などが集まり、解決策を模索しました。」
支援団体代表「えぇ、子どもたちを、あの吸い込ませる、そういうような罠っていうのはすごく、えーありますし、そして、それを容認する社会に私たちは生きてるってことを、私たちは強くあの意識していかなければいけないと思います」
参加者(多分)「どれだけそこに積極的にかかわれるかっていうことなんじゃないかなっていうのは思いますね」
ナレーター「ここに参加した、金沢幸枝さん。性的な被害にあった子どもたちの相談を聞き続けてきました。子どもたちが匿名で相談できるホットラインを去年から始めた金沢さん。性的な被害を周囲に打ち明けられない子どもが多いことに驚いたと言います」
金沢さん「相談できる相手、大人がいない。あと、友達どうしでこれってちょっとヤバイのかなっていうのもうまくできていない。悪循環になってしまって、自分を傷つけてしまうっていうケースが、本当に多くなってきてるな。誰か一人でいいので、子どもに、その子にとってですよね、一人でいいから、あの、信頼できる大人っていうのができれば、それは回避されると思います」
司会男性「取材した伊達記者とお伝えしていきます。元少女たちの、深刻なそして痛切な訴えがありましたけども、こういう子どもたちの被害の実態を取材する中で、伊達さんはどんなことを強く感じましたか」
伊達記者「はい。今回取材した被害者には、一つの共通点があると感じました。それは子どもの頃、誰かに認めてもらいたい、必要とされたいという気持ちを、強くもっていたということです。えー、それは子どもにはよくある感情だと思うのですが、えー、その感情に付け込まれて、悪意を持った大人に騙され、被害にあっていました。えー、加害者は、最初は子どもたちの悩みの相談に乗ったりして、あたかも理解者かのようにふるまい、信頼させたうえで撮影を行うなど、手口が非常に巧妙だと感じました」
司会女性「あのー、冒頭で、外国の方が、この日本の状況が信じられないといっていましたよね。あの、この6月に法律が改正されるまで、日本ではいったいどんな議論がされてきたのでしょうか」
伊達記者「はい。児童ポルノの定義づけによっては、表現の自由が侵害されるのではないか、あるいは単に所持しているだけで処罰の対称としていいのかなど、議論が続いてきました。今回の法律の改正については、日本雑誌協会と日本書籍出版協会が声明をだし、児童保護という本来の目的から大きく逸脱し、表現規制につながる危険性があり、到底容認できないなどと訴えています。えーさらに、日本弁護士連合会は、警察などの捜査権の乱用につながり、人権が侵害される恐れがあると会長声明を出しています」
司会男性「まぁそのそういう懸念の声もあるなかで、実際にその検挙件数も増えるなど、被害は増えてるわけですよね。これ防ぐために我々はどういうことが必要なんでしょうか」
伊達記者「はい。子どもを性の対象とすることを許さない社会を作っていくことではないかと思っています。えー、児童ポルノの問題に取り組んできた専門家は、次のように指摘しています」
後藤弁護士「欧米では、あの、子どもを性の対象とするっていうことは絶対に許されないとされておりまして、それをその、たとえば出版社がそういう本を出すとかということはこれはもう到底考えられないことなんです。一刻も早く改めて、子どもを性の対象とする、ましてやそれを商品化するっていうようなことはもう絶対に許されない行為だということをですね、えー、強く社会にそういう意識を浸透させていく必要があるとそういう風に考えております」
伊達記者「まずは、私たち大人が、子どもの性の商品化の実態に目を向けて、えー、この問題と正面から向き合うことが求められているのだと思います。えー、被害を防ぐということが第一に大切ですが、それでも被害が起きてしまった場合には、えー子ども達がその被害のことを家庭の中だけではなく家庭の外でも相談できる場所を増やしていくと、いう必要があると思います」
男性司会「特集でした」
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問題点が指摘されている報道ですが、思ったほど偏った報道という印象はありませんでした。しかし、一部問題のある報道の仕方がされている部分もありましたので、思った部分を指摘していきます。

ジュニアアイドル関係で。普通のジュニアアイドルと悪質業者は一応わけて報道されていると思います。ただ、子どもの性の商品化と言った時にどこまで対象としているのかがあいまいでした。性の商品化はとにかく悪い、欧米ではない、などの表現がめだちましたが、モー娘。やAKBみたいなアイドルまで性の商品化としていきたいのか、その点があいまいであったように思います。(性の商品化として批判するなら、それは過剰だと私は思います)
また、アイドルの低年齢化という言葉を使っていますが、低年齢のアイドルがいるのは昔からかわらないと思いました。ジャニーズJrとか。

児童ポルノ法改正の定義部分に関して。この点司会の方も誤解しているような表現がありましたが、児童ポルノの定義は”限定されるように”変更されたはずです。すなわち「過去合法だったものが新たに違法の枠組みに加えられた」という法改正ではありません。その点を誤解させる報道だったと思います。「ビデオの業界をよく知る関係者は、法律が改正されても一部の制作現場の意識はそれほど変わらず、手口も悪質だと証言します」とありましたが、ビデオ業界側としては、影響をうけるような法改正はなされていないのだから、きちんと法案を勉強しているのなら意識が変わらないのも当たり前です。自民党と公明党を批判してください。民主党案は定義に踏み込んでいました。(民主党案ならよかったと一概には言えませんが)

単純所持に関しては「単に所持しているだけで処罰の対称としていいのか」としていますが、主に問題になっているのは、過去に合法だったもので現在は違法なものの扱いをどうするかだと思います。一般市民には判断がつかないが、手元にあるものが児童ポルノの可能性があるといったときに、その人を犯罪者とすることがはたして正しいのかという論点です。問題点を適切に伝えない問題のある報道のように思いました。

欧米では児童を性的対象とすることは許されないといっても児童エロチカなんかはあるわけで、そのあたりの線引きをもっと詳しく考えないといけないと思いました。また、必ずしも欧米と同じ基準が適切だと思いません。欧米を持って来ればとにかく批判できるみたいな風潮は、議論の妨げになるばかりだと思いました。

とりあえず以上です。

会田誠展に対する森田成也氏の見解に対する意見。

2014.03.27.00:13

以前少しtwitterでつぶやいたpapsjpの「森美術館問題と性暴力表現(不磨書房:2013)」に記載された森田成也さんの論説に対する意見を述べてみようと思う。

彼は在特会の反韓デモと森美術館の会田誠展における展示を以下のように比較をしている。

以下引用
いったい、この2つのあいだには、どんな根本的な違いがあるのだろうか? 会田誠の絵は単なる絵であって、実際の少女が四肢切断されているわけではないという主張はよく耳にする。だが、在特会デモで掲げられたプラカードも単なる言葉であって、実際に韓国人が殺されたわけではない。実際の少女が使われていないという理由で森美術館の展示が正当化しうるのなら、実際の韓国人が使われていないという理由で在特会デモも正当化されうるだろう。あるいは、会田誠は世界的に著名なアーティストであり、その絵は芸術的だが、在特会デモを組織したのは単なる「市民」であって、その殴り書きのプラカードに芸術性はないということだろうか? 芸術的に表現された兵とスピーチは許されるのか? 在特会デモが手書きのプラカードではなく、会田誠並みのすぐれた技量で韓国人虐殺を示唆する絵をプラカードに描いていたらよかったのか? むしろ、世界的アーティストが日本を代表する美術館で性差別的ヘイト展をやる方がよっぽど悪質で有害ではないのか?
以上引用(赤字は引用者による)

どうだろうか。あの在特会デモにおいて素晴らしい技量の韓国人虐殺絵画を用いてデモが行われていた場合、それと、会田誠展を比較してどちらが悪質で有害か。という問題提起だ。私は当然に前者が悪質だと思うが彼は違うらしい。これに関しては人それぞれというほかないが、私と同じ感覚の持ち主が多いことを私は望む。

なぜ、私は、在特会デモの方が悪質だと思うのか。それは、聴衆に対して「殺す」というメッセージを伝えているからだと思う。これはおそらくだが、会田誠展を見に行った女性のうちで会田誠から「お前の四肢を切断し、首輪をしてやる」というメッセージを受け取ったという人は非常に少数なのだと思う(だからこそ、あの展示に多数の女性も足を運んだのだと思う)。この違いを明確化することなく、比較してどちらが有害か論じ、ましてや会田誠展の方が悪質で有害などとすることは、在特会デモの悪質性を過小評価しているのではないか。

これがもし仮に、女性が多数集まる場所に赴き、会田誠の絵画を掲げ、「お前らは四肢を切り刻まれて当然の存在だ」というような主張をしながら歩き回るデモと比較した場合なら、どうなのだろうか。これはまさに在特会がやったことをそのまま置き換えたものに対応するだろう。それでも彼は「世界的アーティストが日本を代表する美術館で性差別的ヘイト展をやる方がよっぽど悪質で有害」と考えるのだろうか。正直私には、現実そこにある危機というものが見えていないものが、自分にとって不快度の高い表現に対して過大に危険性を評価しているようにしかみえない。

義家弘介議員のyoutube動画が話題になっていたので、書き起こしてみた。

2012.09.01.10:41

上youtube動画が話題になっていたので文章にしてみた。見ているだけで不快という人がいたので(笑)

もと動画はこれ。
youtube動画:http://www.youtube.com/watch?v=uqsfeGRRFJc&feature=youtu.be

からだのノート:http://www.kao.co.jp/laurier/karada/

以下書き起こし(※は注)-----------------------------------
※イントロ---------------------------------
義家弘介です。
まず、守るべきはなんなのか。それを、完全に見失ってしまった、現代日本。
悪質ないじめ犯罪で苦しんでいても、守ってもらえない、子供たち。あるいは我が国固有の領土であるにもかかわらず、口では「毅然たる対応、毅然たる対応」と言いながら、何ら具体的に守るという姿勢を示せない、現在の政権。本当に、この国が失われてしまうんじゃないか。そんな危機感さえ抱きながら、まぁ、毎週見てくれている人たちは、義家どんどんやつれてくんじゃないかと、思っているかもしれない。でも、今、この時代の転換期に公に属している人間は、いかにやつれようともいかにふらふらになろうとも、不退転の覚悟で前に進んで行かなければならない。発信しなければならない。そんな風に思っています。
※イントロここまで-------------------------


※竹島関係---------------------------------
韓国大統領が竹島に上陸し、そして、天皇陛下の問題にまで、極めて、不適切な、極めて、無礼な発言をしたことに対して、野田総理は、遺憾の意を示す親書を送った。馬鹿かこいつはと思いますよ。遺憾ってなんだと。強い抗議ぐらい言わなかったら。遺憾なんていうのは、ハングルに訳されたらいったいどんな言葉になんのよ? それも、親書を送った。親しい書を送ったってことですよ? 我が国固有の領土だと、ね、国際法上認められる領土に対して、国家元首が本人が来たのに、親しい書を本人に送ってどうするんだと。それだけでもとんでもないのに、なんと韓国はその親書をそのまま送り返すという動きの中で、総理大臣国会答弁で、「冷静さを欠いている」とだけいっていると。まさに他人ごとですよ。評論家なら、冷静さを欠いているっていうこともあるでしょう。しかし我が国の天皇陛下があれだけの無礼な発言で、ほされ、さらに領土の問題をこれだけ踏みにじられてる中で、遺憾だとか親書だとか、そんな言葉でごまかしているような状況では、第二第三の矢が必ず飛んでくるだろう。この問題に対しては我々はこうするんだという、明確な線を今具体的に示していかなければならない。そんな、危機の中に今この国はあると、日本はあると思っています。
※竹島関係ここまで-------------------------


※メイン。からだのノート関係---------------
今日は、以前にこの情熱事業で取り上げた、児童ポルノの問題。この問題を扱おうと思ってます。

※法的には児童ポルノは性交等をしていたり、見る人の性的に刺激する様態をとった児童の写真や動画などです。
※内容を論じる以前に、写真がないもの(絵)を児童ポルノと称するのは法的には間違っています。
※定義に関する改定が論じられることもありますが、“児童に対する虐待行為の証拠である”という論点を取り入れようという考えがメインで本件での主張とは真逆です。
※このあたり細かく知りたい人はこのまとめとか見てください:http://togetter.com/li/292648

この、問題にしたこの、花王の出しているからだのノートというやつですね。これが、学校現場に配られて、まぁ、明らかに不適切だという声が、俺の事務所に教育現場の関係者の人達から届けられた情報から、まぁ、情熱事業が発信をしたわけです。
まぁこの、監修をしている人物、この監修をしている人物は河野産婦人科クリニックというところの、河野美代子先生っていう人ですけど、これ、選挙にも出ている左翼の政治活動家ですよ。広島県の参議院選挙、前々回の選挙にも出ている、左の活動家の人が、まぁ、ジェンダーフリーをのっとった、まさに、児童ポルノですね、これ。この教材が、学校現場で配られている。

※河野美代子さんwiki記事:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E7%BE%8E%E4%BB%A3%E5%AD%90
※HP:http://www.kohno-miyoko.jp/index.html

これに対して文部科学省に聞いたら、「いや、副教材に関しては、どのように、誰が、どこが、配っているのか、我々は一切関知しません」という話だった訳ですね。教育現場で、一部で配られているだけで、義家大騒ぎしてんじゃないとうとうの話が。

そんななかで、新たな動きがありました。この、情熱事業をみてくれて、問題意識を持ってくれた保護者のみなさんが、教育委員会に対して、いったいどのような現状になっているのか調べて欲しい。そして、適切か適切じゃないかを考えて欲しいという行動を起こしたんですね。教育委員会、なにもしない教育委員会といわれてますけど、しかし、正義の議論をしっかりと正面から、ひとりではなくて皆で行動した時に、問題というのは改善される“可能性がある”という事案。いままで教育界は駄目だ駄目だという事案ばかりだったので可能性があるという事案を是非紹介したいと思います。

ある市の教育委員会の小学校で配られているとう情報を、キャッチした保護者たちはみんなでいったいどのような状況になっているのか、この、内容を指摘した児童ポルノ。あとで内容についてはもう一回おさらいしますけれども。こんなものが配られている現状があるのかないのか。あるとしたら、何割の学校で配られているのかということを、まぁ、市教育委員会の保健体育科に問い合わせたんですね。そこから、回答がきました。

この市では、なんと70%以上の学校で、この教材が配られて、児童ポルノ教材が配られて、現実に授業で用いられていた、わけです。で、えぇ、内訳で見ると、学校で申し込みをして取り寄せたという学校がほとんどです。つまり、日教組主体で。まさにジェンダーフリー主体で、自ら申し込んでとりよせて使っていた。ということが明らかになったと。在庫を利用する予定だったという学校が数校、三校ですね。つまり、以前からこれを使っていたということですよ。それから、他校から調達したというのが三。つまり、みんなでこれをやっていこうねというネットワークがあったという事です。

それに対して教育委員会は最終的にどう判断したか。冊子からだのノートは小学校における姓に関する指導の内容を超え、不適切だと思われている部分があるため、活用を予定している学校には冊子の配布を見送るよう要請した、という回答でした。これは指導要領にのっとったもので、違反ではないといっている文部科学省とは全然違う見解が、まぁ教育委員会からだされた。で、具体的にどこが小学校の、性教育の指導、保健体育の指導に対して、まぁ、これまさに児童ポルノっていってるように、絵面からしておかしいわけですが、ただ関心を煽るだけの絵面だったわけですが、具体的に、読んでいきます。

※このあたりで示されている画像からだのノート1


この小学校における姓に関する指導の内容を超えて、不適切だと思われている部分。

※ここからの話題からだのノート2

まず、この資料の、花王の作っているノートの6ページ7ページ、まず6ページの勃起したペニスという表現。だいたい、他は全部漢字で書いているのに突然ペニス、っていうのが出てくる。これ、休み時間の教室でどうなってるのか誰でもわかるでしょう。初めてこれ聞いたら。更に、えー、7ページの勃起と射精についての解説。これ、俺が言ってんじゃなくて、教育委員会がここはやっぱり不適切だと言っている箇所ですからね。「男性のペニスはスポンジのような海綿体というものでできています。エッチな刺激を脳にうけるとそれに応じてスポンジに水が染み込むように血液が流れ込んできて、ペニスが固く大きくなります。勃起したペニスが刺激されて興奮が高まると尿道から白くねばねばした精液が飛び出します。これが射精です」と。こんなことを教えるのは指導要領上、小学校でおかしいという見解ですね。

※ここからの話題WS000002.jpg


更に、23ページ、ココが知りたいQ&Aの部分。女の子のからだ編。23ページからつながるコーナーですが、「A.このような月経を変える薬があるって聞いたんですけれども」っていう、クエスチョンに対して、「このような薬はホルモンに影響を与えるものなので、小学生ぐらいの年齢では使わないほうがいいと思います。ただ、特別なときに月経の予定があって、どうしても困るという時は、産婦人科のお医者さんに相談してみて下さい。その場合は予定の一ヶ月くらいまえに受診し、薬の飲み方を教わるようにしましょう」 月経が始まっている子もいれば、始まってない子もいる。そんななかで、薬を飲めば機会を変えることができるんですよなんて、教えてしまっていることが、不適切であると。当たり前の話ですね。

※ここからの話題からだのノート4

次、男子編。33ページからの内容です。「エッチなことを考えないときも勃起するのは変ですか」というやりとりに対して、「勃起は無意識のうちに起こるものであります。特に10代20代はよくあることで自然な現象です。気にすることはありません。また、朝起きた時にペニスが硬くなって勃起していることを朝勃ちといいます。これは、睡眠のメカニズムと関係があることが知られています。朝目が覚めるころには浅い眠りで筋肉だけが休んでいる状態のことが多いので、そのために生理的な勃起がおきるのです。朝勃ちは完全に目覚めるとおさまります。おしっこをすると元通りになるんですね」、と。こういう部分が、小学校での性教育に対しては不適切だという判断。

※ここからの話題からだのノート5
※ちなみにこの部分は“保護者の方”向けの息子さんとはこういう話をしたらどうでしょうかって部分です。

更に、えー、41ページ。男の子に話しておきたいことの解説の、マスターベーションの用語、あるいは内容についての解説、等々についてですね。

学校の教育現場で行うにはあきらかに児童ポルノであると教育委員会が判断して差し止めたわけですよ。

これは、是非、この事業の前にいる方たちに考えていただきたいんですけれども。俺だってこんなこと報告するの嫌だよ。読むだけでも、アホくさい。しかし、真正面から真面目に受け止めて、動かなければ、このような内容が平然と、この市では7割の学校で平然と行われてきたわけです。我々が全く知らない中で、ただ、性への関心だけが、高まっていくような、おかしな授業が展開されていく。結果として傷つくのは、ほかでもない子供たちでしょう。ただただ関心だけ煽って、子供たちは好奇心の塊ですから、関心が煽られたら、当然、興味もつでしょう。行動したいと思うでしょう。その結果、いったい誰が傷つくかっていったら、他でもない子供たち。だからこそ、自分を大切にしなさいっていう教育をきちっと小学生のときにしていく。中学校のときにしていく。それが本来教育の責任であって、大切にすることを抜きに知識だけ子供たちに与えて、関心だけ煽って、その結果悲しいことが繰り返されているんじゃないだろうかと。

俺は、この事業のなかでもなんども言ってる通り、子供たちはやっぱり未熟なんだ。あたりまえだ。その、未熟な子供たちだから失敗はしてしまうんです。いじめも含めて。だからこそ、その失敗がどんなに悲しいことなのかっていうことをスタートの時点できちっと教える教育。個性偏重、ではなくて、まず、これはダメなんだよ。これは大事にしようよ。その先でそれぞれの個性っていうものが生まれていくわけですよ。すべてを飛び越えて、ただ知識だけを教えて、そして、その知識で、自分の欲求にゆだねて傷ついていく子供たちが次々に生まれていく。公教育がそれを推し進めていく。日教組がそれを推し進めていくっていうならば、俺は断固として、どんな中傷を浴びても、どんな誹謗をされても、子供たちを守るために、立ちはだからなければならないっていうふうに思っています。その覚悟をもって、この場所で、戦ってます。

もちろん、俺なんかとまた別の考え方の人間もいるだろう。いやいや、そういう教育はする、したほうがいいんだっていう人もいるかもしれない。確かに、きちっとした知識を教えることは大事なことかもしれない。しかし、その前段がある人間とない人間に同じ価値観で教えるということは本当に危険なんですよ。例えば小学校5年生、ものすごく幼い子もいれば、ものすごくませてるこもいるんです。その両方がクラスの中に存在しているんです。その、両方が存在しているなかで、一つの価値観でこうですよ、なんて教えること、結果的にものすごく無知だった子はちょっと信じられないっていうような衝撃さえ受けるんですよ。とかく、教育は、ココに合わせている(トップを示すジェスチャー)。ませてる子に合わせて教育する。これは、暴走しか生まないでしょう。しっかりと抑制的に、ませてる子には自分の大切さを教え、ませてない子にも自分の大切さを教え、時がくればみんな自然に関心をもつようになる。これは、見ている人間だれもが経験してきたでしょう。昔はそんなこと一切考えなかったのに、ある思春期の時期には、自然にそれが考えるようになってきた。これは、誰もが通り過ぎている、ものなわけですよね。だからこそ、公教育が教えなければならないことと、個々の関心の高まり具合成熟具合のなかで、目の前にいる大人が伝えていかなければならないこと。ここをしっかりと分離しなければならない。ジェンダーフリーでどんどん、どんどんこんな物を推し進めていく。

その意味では、また、ある意味では断言しなければならないですけれど、日教組が現代の性の乱れの根幹になってしまってる。子供たちの涙の根幹になってしまう教育をしてきたと、断じぜる、断じざるを得ないでしょう。こういう動きを是非、関心をもった方たちに具体的にして欲しいと。私は、この勇気ある行動をしてくれた保護者。本当に立派だと思いますし、そして、その勇気ある行動に、変なイデオロギーではなくて、正面から受け止め、調査し、やっぱりこれは行き過ぎだよって判断した、教育委員会の姿勢。いつもせめてばかりですが、非常に立派であると思っています。また、来週。
書き起こしここまで----------------------------------------------


ちなみに、過去もこの方は同じこと言ってます。2/27 http://www.youtube.com/watch?v=NiZsg0wIRzc これ聞くとさらに前から言ってるみたいね。

感想です。(※個人の感想です!)
・役所は多分苦情がうっとうしくなって、じゃあ対応しましたよーって言いたいってだけだったんじゃないかと思っています。これはただの予想ですけど。
・子どもは未熟だからこのノートを見せるなというやつは、都小Pの新谷珠恵さんの子どもは馬鹿で未熟なのですを思い出しました。未熟なのはその通りとして、こういった情報隔離型の方法論には程度こそあれ、賛同しかねるのが私の基本スタンスです。
・「公教育が教えなければならないことと、個々の関心の高まり具合成熟具合のなかで、目の前にいる大人が伝えていかなければならないこと。ここをしっかりと分離しなければならない」この結果、からだのノートの内容は十分公教育が教えるに適切なことだと思いました。
・この方の主張から変なイデオロギーをひしひし感じました。
・内容はさておき、この方の話し方、あるいは論のすすめかたは非常にうまいもんだと思いました。逆にいうと、一見正しそうな内容に関しても裏をとったり、逆の視点からみたらどうなるのか、“言い方を変えるだけでどこまで印象がかわるのか”みたいなことを考えながら物事を考えるのは大事なのかな。

以上。ではまた

英文記事“Manga images 'not child porn': Supreme Court”の仮訳

2012.06.16.00:53

仮訳
(※うちは英語特異でない。訂正入れてくれたらうれしい。論文とかなら多少マシだけど、記事とかマジ無理……。でもなんかノリで訳しちゃったから一応upする)

元記事 http://www.thelocal.se/41460/20120615/

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漫画表現は“児童ポルノではない”:最高裁

スウェーデン最高裁が、翻訳家に対する有罪判決を覆し、性的な様態にある子どもを描写した日本の漫画は児童ポルノではないという判決を下した。

金曜日の裁判では、既に2つの下級裁判所で児童ポルノ方による有罪を受けていたSimon Lundstrom氏に対して、裁判で無罪が言い渡された。

「気持ちが楽になりましたよ。私の個人的な生活が楽になったということでもありますが、それ以上にスウェーデン全体のことを考えてのことでもあります」TTニュースの取材に対してLundstrom氏はメールでこのように答えた。

「もしスウェーデンがこういった想像上の表現を禁止するような国になったら、もうこの国を祖国とは思えませんよ」

最高裁判決によると、問題となっている漫画描写はポルノにあたるものであり確かに子どもを表現していますが、漫画は想像上の人物を表現したものであるゆえに本当の子どもと誤解することはありえないということです。

「描写物の所持を犯罪化することは、表現・言論の自由の制限する目的と照らして必要な範囲を超えている」と判決では述べられています。

スウェーデンメディアで漫画の専門家として扱われるLundstrom氏は、コンピュータのハードディスク内に静的な様態の人物が描写された39の図画を所持していたことで、二つの下級裁判所で有罪判決を受けていました。

最初の判決で彼は、日本の最先端の漫画事情に遅れないためにそういった漫画データを所持していたと説明しました。

地方裁判所では、25000kronorの罰金が命じられ、上訴裁判所では罰金額が5600kronorに減額されました。

最高裁の裁判の間、彼の所持していた画像は裁判所の大スクリーンに映しだされていました。パステルカラーの画像には、裸でいろんな格好をした子供が描写されていました。

描写されていた子供は、目が大きく描かれている他、漫画キャラクターの典型的な特徴を備えたものでした。それらのキャラクターは読者に向けてポーズをとり、いろいろな性的な行動をしていました。

Lundstrom氏の弁護士であるLeif SilverskyさんはTTニュースの取材に対して、今回の判決に対する喜びを次のように語りました。
「普通の感覚が受け入れられたことは、心強いです。最高裁は妥当な手続きに従って正しい結論に至りました。全体として非常に素晴らしい判決です」

しかし、判決で最高裁は、Lundstrom氏の所持していた39の絵のうちの一つについて、非常にリアルに描写されており児童ポルノを描写したと考えうる、としています。

しかし裁判所は、それでもなお画像の所持はは守られるべきものであるとし、それらの画像を所持していたことに関してLundstrom氏に無罪を言い渡しました。

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こういう全訳って著作権的にまずいのかな……。まずいっぽいって感じたら記事削除します。
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